[本書の概要]
特集1 性教育、子どもの幸せを願う先生へ
子どもたちに、幸せに、健やかに、自分らしく生きてほしい。日々、子どもと接するなかでそう思っている先生方は多いのではないでしょうか。昨今、ニュースではさまざまな性暴力事件が取り上げられています。性知識がないために、被害を被害と認識できず、誰にも相談できず、苦しい思いをする子どもがいます。正しい知識がないまま大人になり、「喜んでいると思った」と加害をしてしまう例があります。今、学校での性教育は年間3時間に満たず、韓国の年間15時間、フィンランドの17時間と比べると十分とはいえません。家庭での性教育も約8割が実施していません。子どもが、そしていつか大人になる彼らが生き生きと毎日を送るために、不可欠な性教育。一生役に立つ学びの可能性を探ります。
特集2 子どもの校内の居場所、準備はいいですか?
子どもが普段の学級で過ごすのがつらいとき、校内のどこか別の場所に安全な「居場所」がなければ子どもは不登校を選ぶしかありません。文部科学省「COCOLOプラン」でも、校内の居場所があることの意義が唱えられています。子どもの幸せな学校生活を願う管理職のために、身近な安全基地としての「居場所」を校内にどうつくり、運用・改善していくかを探ります。
【巻頭インタビュー】
その教育、本当に「子どものため」になっていますか? 妹尾昌俊/武田信子/森万喜子
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