序章 教頭・副校長になる前に知っておきたい管理職の心構え 序章では、これからの教頭・副校長に求められる役割や「管理職の視点」について整理しています。学校を個人ではなく組織として捉える視点や、「鳥の目」と「虫の目」で学校を見る考え方など、管理職としての土台となる考え方を確認できます。
1 これからの教頭・副校長に求められる役割…P7 ▼ 人材育成指標で自分の強み、弱みを自己分析 ▼ 世の中の流れを感じる力 ▼ 人を動かす・つなげる 2 「管理職の視点」とは…P11 ▼ 責任 ▼ 組織としての判断 ▼ 「鳥の目」と「虫の目」で教育や学校を見る
1章 教頭の仕事―1年の流れと仕事のコツ1章では、教頭・副校長の仕事を「1日の流れ」「年度初め」「1年間」「年度末」という時間軸で整理しています。日々のルーティンづくりや校内巡回の視点、行事準備、地域対応など、忙しい毎日の中で押さえておきたい仕事のコツを具体的に紹介しています。
1 教頭・副校長の1日(通常の1日の流れの例)…P16 ▼ 1日のルーティンをつくる ▼ 校内巡回は危機管理の視点で 2 年度初めの仕事…P19 ▼ 校内人事の確認は丁寧に ▼ 入学式の引き締め役 ▼ 学級編制の確認……教員の過員はないか? ▼ 「全国学力・学習状況調査」はアカウントの確認を ▼ 「学校基本調査」は準備が大切 ▼ 学校納入金を集めるために 3 1年間の主な仕事…P25 ▼ 電話対応では主訴を的確に捉える ▼ 職員室での情報収集は自分から ▼ 地域対応は、面倒かもしれないけれど誠意をもって ▼ 業者対応は学校運営を理解する一歩 ▼ 授業支援はカリキュラム・マネジメントが主 ▼ 行事準備はタイムマネジメント 4 年度末の仕事…P36 ▼ 人事評価は適切な評価でモチベーションを高める ▼ 学校評価をやっておしまいにしない ▼ 次年度校内人事は課題の改善を考えて ▼ 新入生の確定は悩ましい ▼ 卒業式、離任式は準備に心配ばかり
2章 教頭・副校長の組織マネジメント 2章では、校長との関係づくりやチームビルディング、学校改革、業務改善など、学校組織を動かすためのマネジメントについて解説しています。学校教育目標の共有や外部人材の活用など、学校をよりよくしていくための組織づくりの視点を学ぶことができます。
1 校長との関係づくり…P46 ▼ 校長の人間性から学ぶ ▼ 校長の不得意なところをフォローする ▼ 校長との役割分担は 2 前任者からの引き継ぎ…P50 ▼ 書類のありかを確認 ▼ 事務職員との仕事分担の確認 ▼ 鍵と通帳、印鑑の確認は命綱 3 学校教育目標の共有…P53 ▼ チームの進む方向として ▼ 判断規準のひとつとして ▼ 実態との差異を縮めるための手立てを 4 チームビルディング…P58 ▼ 一人ひとりの力を知る ▼ 「観」をそろえる ▼ プラスの相互作用を生み出す 5 報告・連絡・相談…P62 ▼ 校長と情報を共有して判断をフォロー ▼ 待つのではなく、取りに行く ▼ 教職員への「報告・連絡・相談」も大切 6 校内外での情報の共有と発信…P65 ▼ グループウェアを上手に活用しよう ▼ 「世の中の動き」を管理職として価値づけてリスク管理 ▼ 学校だよりやコミュニティ紙を活用 7 外部人材の活用…P70 ▼ 人材活用は様々な制度の理解から ▼ 外でのつながりを生かそう ▼ Win - Winの関係で持続可能なものに 8 学校の安全体制づくり…P74 ▼ 毎日の巡回で確認ポイントを見つける ▼ 学校事故の傾向をつかむ ▼ 子どもを守るスキルを身につける ▼ 日本スポーツ振興センター災害共済制度を理解する 9 学校改革…P79 ▼ どんな学校にすることが夢ですか ▼ 独りよがりはダメ! 持続可能な改革にする ▼ ビジョンとは、ちょっと未来の見通し 10 業務改善…P83 ▼ 業務の効率化は無駄な仕事を生まない意識から ▼ 事務仕事の我流を捨て標準化 ▼ リマインドを効果的に
3章 教頭・副校長の学校運営に関する実務3章では、施設管理や勤務管理、学校財務、行政文書など、教頭・副校長が担う学校運営の実務を扱っています。日常的な学校事務の背景や制度を理解することで、適切な判断や対応につなげることができます。
1 学校施設・設備の管理…P88 ▼ 水・電気・ガスはどこで止めるの? ▼ 火災報知器、防火防煙シャッター、消火栓、プール循環機はどう使うの? ▼ 亀裂、雨漏りは…… 2 教職員の勤務管理(勤務時間・休暇・服務等)…P93 ▼ 勤務時間の割り振りって? ▼ 勤務制度・休暇制度を理解しよう ▼ 他の公務員より求められる高い倫理観 3 児童生徒に関わる事務手続き…P99 ▼ 就学事務を理解しよう ▼ 就学支援事務を理解しよう ▼ 要対協の事務を理解しよう 4 学校財務管理…P103 ▼ 学校予算 ▼ 適正経理 ▼ 準公金の適正執行 5 文書作成…P106 ▼ 公文書の文例を基本に ▼ 紙? 配信? ▼ 用字、送り仮名 ▼ 読みやすさ 6 欠員への対応…P109 ▼ とにかく探す ▼ もしもに備えて、つながりをつくる ▼ 育てることで未然防止 7 教育委員会等への報告や連絡調整…P112 ▼ 相談? 報告? ▼ 報告が必要なこと 8 国や自治体の施策への取り組み…P114 ▼ なぜ、その施策が必要なのか ▼ 自分の学校でやるには ▼ メリットを感じるために 9 行政文書の扱い…P117 ▼ 校長=文書管理者、教頭・副校長=文書主任 ▼ 開示請求がされることも
4章 教頭・副校長の教員育成と職場づくり4章では、教職員の育成と職場づくりをテーマに、指導・助言のあり方やモチベーションの高め方、メンタルヘルス、コンプライアンスなどを取り上げています。安心して働ける職場づくりは、子どもたちの学びを支える基盤でもあります。
1 適切な指導・助言…P121 ▼ 立場として言わなければならないことがある ▼ ハラスメントと言われないために ▼ 授業改善に向けての指導・助言 2 伝わる話し方、伝え方…P124 ▼ 話す目的を明確にする ▼ 受け手の状況を考える ▼ 話し言葉だからこそ、想いを乗せられる 3 教職員のモチベーションの向上…P127 ▼ やってみたいを大切にする ▼ 前向きの「価値づけ」を大切にする ▼ 自らが変化を厭わない姿勢をみせる 4 教職員の力を引き出す関わり…P130 ▼ 強みを見つける ▼ 教職員をつなぐ意識を ▼ 弱みをフォローする 5 教職員のメンタルヘルス…P133 ▼ 管理職に求められる法的責任 ▼ ラインケアのポイント ▼ セルフケアができる環境をつくる 6 教職員のコンプライアンス意識の向上…P136 ▼ ルールを知ること ▼ 事件・事故を自分事にすること ▼ ルールを守ること 7 校内研究への方策…P141 ▼ 研究主任との連携を大切に ▼ 越境学習のススメ ▼ 学んだことをシェアする習慣を 8 新任・若手教員の育成…P144 ▼ 見守りながら質問を引き出す ▼ 自分でやりたいと思わせるために ▼ メンターとして必要なこと 9 ミドルリーダーの育成…P148 ▼ 主幹教諭を組織の中核に ▼ 主任で「マクロマネジメント」を学ぶ ▼ 組織行動を学ぶ 10 年配教員の育成…P152 ▼ 経験を生かすには ▼ アンラーニング ▼ アップデートする必要性をつくる 11 教職員が安心して働ける職場づくり…P155 ▼ 教職員にとってのウェルビーイング ▼ 同僚性を高める ▼ のりしろを大切にする組織に
5章 教頭・副校長の子ども・保護者・地域との関わり5章では、いじめや不登校への対応、保護者への情報発信や苦情対応、地域資源の活用や学校運営協議会との連携など、子ども・保護者・地域と学校との関係づくりを、組織としてどのように進めていくかを整理しています。
1 特別な支援が必要な子どものサポート…P161 ▼ 支援に向けたアセスメント ▼ 支援事業の情報提供と積極的な活用 ▼ 子どもの未来を描く 2 いじめの防止といじめ事案への対応…P165 ▼ いじめ防止対策推進法を理解 ▼ 子どもたちが自分事にできるように ▼ 「認知」して、組織で対応 3 不登校を生まない学校づくりと不登校児童生徒への支援…P171 ▼ 教職員の「支援観」の転換 ▼ チームでの対応 ▼ 保護者へのケア 4 保護者への情報発信…P177 ▼ 学校の方針を伝える ▼ 困った時の窓口を伝える ▼ 学校ができないことを伝える 5 保護者支援…P182 ▼ 児童相談所からの連絡が来たら ▼ 相談機関との連携を常に意識 ▼ 子どもの自立までの見通しを一緒に考える 6 苦情への対応…P186 ▼ 教職員の言動・指導に関する苦情は多い ▼ いじめ・生徒指導の対応への保護者の不満は苦情だろうか ▼ 学校運営・環境に関する苦情は地域の人からも多い 7 地域のリソースの活用…P193 ▼ 地域をリサーチしてみよう ▼ Win-Winな関係をつくる 8 学校運営協議会との連携…P195 ▼ 学校運営協議会をつくる ▼ 地域学校協働活動推進員(地域コーディネーター)の活用 ▼ 地域の学校として ▼ 学校のこれからをつくる
6章 教頭・副校長の危機管理6章では、自然災害や事件・事故への対応、ハラスメントや体罰の防止、児童虐待への対応、マスコミ対応など、学校現場で起こり得るさまざまなリスクに対して、管理職としてどのように備え、どのように対応していくかを解説しています。
1 校内の危機管理体制づくり…P202 ▼ 何がリスクになるのか現状把握を大切に ▼ リスクマネジメントは最悪を想定しておく ▼ クライシスマネジメントは初動対応が重要 2 自然災害…P206 ▼ 学区のハザードマップと動員体制をまず確認 ▼ 地域防災拠点運営委員会との協力体制をつくろう ▼ 業務継続計画は子どもの居場所をつくることにつながる 3 事件・事故…P212 ▼ 現場保全を忘れずに ▼ 子どもが……職員が…… ▼ 警察、家庭裁判所から照会状が…… 4 ハラスメント…P217 ▼ ハラスメントを理解する ▼ 自分がハラスメントをしないこと ▼ ハラスメントが起こらない環境をつくるには 5 子どもへの体罰、不適切な指導…P222 ▼ 「体罰」を繰り返し確認して未然防止 ▼ 報道された事案から、不適切な指導のラインをつかむ ▼ 人事配置でリスク回避 6 児童虐待…P227 ▼ 児童虐待への理解を深める ▼ 児童相談所からの照会に備える ▼ 児童相談所との日頃からの関係づくりが通告のハードルを下げる 7 マスコミ対応…P232 ▼ 教頭・副校長が窓口 ▼ 情報は正確に、差をつけない ▼ 誠実さとスピード感を最優先に 8 校長不在時の役割…P236 ▼ なんらいつもと変わらず…… ▼ 校長なら…… ▼ 日頃からの実践が判断の備えになる ▼ 情報共有は必須
7章 教頭・副校長のスキルアップ7章では、教頭・副校長自身のスキルアップについて取り上げています。横のつながりづくりやコミュニケーション力、ICT活用、メンタルヘルスなど、教頭・副校長が学校を支えるための自己研鑽の視点と、校長になるためにより広い視野を持つための方策をまとめています。
1 教頭・副校長同士の横のつながりのネットワーク…P242 ▼ 困った時の隣の教頭・副校長 ▼ 地区の教頭・副校長会を活用しよう ▼ 前向きなつながりに 2 人脈づくり…P246 ▼ 学びに外へ出よう ▼ 名刺を持ち歩き、つながりをつくる 3 コミュニケーション力、話術、ファシリテーションスキル…P249 ▼ 言葉が大切 ▼ 笑顔、うなずく、ノンバーバルコミュニケーションが大切 ▼ 納得解が大切 4 仕事の効率化(文書作成力・情報収集力・調整力)…P254 ▼ 文書は定型化を進める ▼ 文書・メールは仕分けして、自分流にカスタマイズ ▼ すぐやる。ためない。 5 ICT活用力(クラウド活用、生成AI活用)…P259 ▼ 標準化を考える ▼ データは再利用することを前提に ▼ クラウド、生成AIとのつき合い方 6 自身のメンタルヘルスを保つ…P263 ▼ 立場で語ると割り切る ▼ ほどほどで自分を許し、息抜きも忘れずに ▼ 難しい対応は抱え込まない ▼ セルフケアと自分の時間の確保 7 校長になるための準備…P269 ▼ 先を見る ▼ 伝える力を磨く ▼ メタ認知力を磨く
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