子どもたちのSOSに気づけていますか?コロナ禍で自殺者数が増えているなかで、目の前の子どもたちの自殺を防ぐために、今、教師には何ができるでしょうか?本書著者の髙橋聡美先生が全国で行われている自殺予防のための授業や研修の実践をふまえて、ご講演いただきました。また、講演に参加された皆様からのご質問にもお答えいただいています。ぜひご視聴ください!
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(本講演は2021年2月21日に実施されました)
講 師:髙橋 聡美(たかはし・さとみ) 博士(医学) 中央大学人文科学研究所客員研究員/前防衛医科大学校 精神看護学教授 鹿児島県出身。自衛隊中央病院高騰看護学校卒業後、看護師として8年間、精神科・心療内科で勤務。その後、スウェーデンで2年間、医療福祉・教育の調査研究を行い、2006年より自殺予防活動に取り組む。全国の小・中・高校で、SOSの出し方教育、保護者・教員向けにSOSの受け止め方研修を行っている。東北大学大学院医科学系研究科修了 博士(医学)。
【本書の概要】 ご購入はこちらから「死にたい」の手前の「生きづらさ」に手当をすることで、子どもの自殺を減らすことは必ずできます。コロナ禍で自殺者数が増えているなかで、教師が目の前の子どもたちの自殺を防ぐために今できることを、著者が全国で行っている自殺予防のための授業や研修の実践をふまえて提示します。★本書掲載の自殺予防授業・ワーク用資料がダウンロードできます!【定価】1980 円(税込) 【頁数】176頁【目次】序章 コロナ禍に起きた子どもの自殺の急増 1 自殺の動向 これまでと違うこと 2 コロナが与えた心理的影響 3 女性の自殺が増えたことの考察 4 芸能人の自殺の影響 5 コロナ禍での自殺急増からの教訓1章 子どもはなぜ自殺するのか――子どもの自殺を理解する1 日本の子どもの自殺の現状 1 世界との比較に見る日本の子どもの自殺 2 何が子どもを自殺に追い込むのか2「自殺予防」の考え方 1 子どもの自殺は減らせるのか 2 私たちにできる自殺予防とは~生きづらさを考える~ 3 子どもの自殺と自尊感情2章 どうしたら子どもの自殺を止められるのか――教師ができる自殺予防1 1次予防:予防のための環境整備と教育 1 自殺予防の枠組み 2 学校における1次予防2 2次予防:ハイリスクの子どもへのサポート 1 大人が「SOSの受け止め方」を学ぶ必要性 2 子どもの話を聴く――受容傾聴の会話 3 死にたい気持ちの聴き方・受け止め方 4 リストカットを繰り返す子どもの理解3 3次予防: 自殺未遂者、自死遺児へのケアとサポート 1 大切な人を自死で亡くした子どものサポート 2 自死遺児へのサポートの実際 3 在学生・教職員が自殺した場合3章 自殺しない・させない子どもをどう育てるか――自殺予防のための授業1 自殺予防のための授業 1 自殺予防教育の枠組み 2 SOSの出し方教育のコンテンツ 3 自殺予防教育のコンテンツ2 SOSの出し方教育・自殺予防教育の実践例 1 授業案(1) 小学生対象:心の痛みの気づき方(髙橋聡美SOSの出し方)(2) 中学生対象:SOSの出し方・受け止め方(岡山県の授業案)(3) 高校生対象:心のストレスとその対処法(岡山県の授業案) 2 ワーク例(1) 小学生対象:ポジティブワードを使った会話(2) 中学生対象:アサーティブコミュニケーション――自分も大事・相手も大事(3) 高校生対象:自尊感情の育み ストレスコーピング リフレイミング資料編 日本の自殺対策の経緯と制度 1 日本の自殺対策の経緯 2 自殺対策計画と教育