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今月の講話


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「成功の反対の言葉は失敗ではない」

 

 

 

 

 この夏、2024年7月26日㈮〜8月11日㈰まで、フランス・パリを中心に開催される第33回オリンピック競技大会に、柔道男子73Kg級の日本代表に橋本壮市選手が内定しました。橋本選手は32歳という年齢で、初めてのオリンピック出場の夢を果たします。

 橋本選手は、長年同じ階級の大野将平選手という大きな壁によって、代表の座を勝ちとることができませんでした。大野選手は、リオデジャネイロオリンピック・東京オリンピックで2連覇を達成しています。橋本選手は、何度も何度も同級生の大野選手に挑み、破れ、ライバルが日本代表として戦い、優勝する姿を見てきました。そんなライバルの姿を見て、オリンピック出場が「夢」から「目標」に変わったと話していたそうです。

 その大野選手は2024年3月に、パリオリンピックを目指さないことを発表しました。橋本選手は、ライバルが第一線を退く決意をしたことを残念に思っていました。それでも、今まで支えてくれたたくさんの人の応援に感謝をして、パリオリンピックで雄姿を見せてくれると信じています。

 私が大好きな言葉「成功の反対の言葉は失敗ではない。成功の反対は挑戦をしないこと」を思い出しました。夢や目標に向かって何かに挑戦し続けている間は、何度うまくいかなくても、それは失敗ではありません。成功するまで、夢や目標に届くまで挑戦を続ければ、どれだけ時間がかかっても、その場所に近づけるということを、橋本選手が証明してくれると思っています。

 この夏のオリンピック・パラリンピックには、こういったさまざまなストーリーが一人ひとりにあると思います。皆さんも、ぜひ自分だけの特別なストーリーを見つけてみてください。


※FNNプライムオンラインニュースから一部引用。

( 飯塚正行 )

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