公式オンラインショップ
HOME » 2024年度教育管理職オンライン研修会のご案内 » 2023講義概要・講師紹介

2023講義概要・講師紹介

 

2023年度 教育管理職オンライン研修会  講義概要・講師紹介

 講義概要 

  教育行政施策    最新教育施策から考える管理職のあり方
講師:合田 哲雄
皆と同じことができることを重視した教育から他者との違いや差に意味・価値を見いだす学びへと進化するための内発的なうねりを教育界で起こすため、管理職として何ができるのか、最新教育施策の解説を通して考えるヒントを共有します。

  管理職の資質能力・ウェルビーイング    子どもも大人も安心できる「子どもが主語」の学校づくり
講師:森 万喜子
誰一人取り残さない学校になるためには、子どもも教師も安心して学び、働ける場であることが必要です。そんな学校を実現するために、スクールリーダーには何が求められるのか、実践をもとにお伝えします。

  教員研修    「新たな教師の学び」を実現する研修のあり方
講師:細田 眞由美橋本 大輔
「新たな教師の学びの姿」が求められるなか、研修履歴を活用した対話に基づく受講奨励や教育委員会と管理職の連携、管理職としての校内での取り組みを中心にお伝えします。

  GIGAスクール/ICT    GIGAスクールのその先へ踏み出す具体的方策
講師:平井 聡一郎
GIGAスクール構想は「まず使う、とにかく使う」から、「学びを変えるために使う」に変わり、学校DXという学校運営全体が変わるフェーズとなります。管理職としていかにICT活用の推進を図っていけばよいのかを、事例を通して考えていきます。

  生徒指導    改訂「提要」と実践に学ぶ「支える」生徒指導の始め方
講師:新井 肇村松 正仁
教職員間で改訂・生徒指導提要の趣旨の共通理解を図り、「させる」生徒指導から「支える」生徒指導へと変えていくために、学校はどうすればよいのか、実践例と対談を交えて解説します。

  論文対策    意欲と熱意を伝える論文の書き方
講師:橋本 栄
採点者に自分の意欲と熱意を伝え、管理職にふさわしい人物であることを示す合格論文の書き方を、予想問題 の演習を交えて解説します。

  面接対策    質問の意図をふまえた面接の答え方と心構え
講師:飯野 義明
面接官の質問にはどのような意図があるのか、頻出問題を取り上げ、受験者に求められる資質・能力や視点等を解説します。また、その基盤として、管理職選考に臨む心構えについても確認していきます。

  法規対策    頻出問題から教育法規を学ぶ技術・使う技術
講師:葛西 耕介
法規で条文を覚える道は避けては通れない一方、丸暗記の知識は時間が経てば剥がれ落ちます。どうすれば試験後の学校経営にも「使える」法的感覚を身につけられるか。学び続けるコツは何か。頻出法規を通して解説します。


 講師紹介 

※講師のお肩書きは収録当時のものです

合田 哲雄 (ごうだ てつお):文化庁次長
【講師略歴】
1970年生まれ。1992年文部省入省。福岡県教育庁高校教育課長、2008年学習指導要領改訂の担当、NSF(全米科学財団)フェロー、初等中等教育局教育課程課長、同局財務課長、内閣府・審議官を経て現職。兵庫教育大学客員教授、東北大学講師。目黒区立の小中学校の PTA 会長を6年間経験。
【主な著書】単著に『学習指導要領の読み方・活かし方』(教育開発研究所、2019年)、共著に『学校の未来はここから始まる』(同、2021年)、『探究モードへの挑戦』(人言洞、2022年)。
森 万喜子(もり まきこ):前北海道公立中学校長
【講師略歴】
1962年北海道生まれ。大学卒業後、千葉県千葉市、北海道小樽市の中学校で美術教員として勤務。教頭職を7年務めたのち、小樽市立望洋台中学校長、小樽市立朝里中学校長として勤務。前例踏襲や同調圧力が嫌いなのは生まれつきか、美術科ゆえのマインドか。その行動力からブルドーザーまきこと呼ばれることもある。校長就任後、兵庫教育大学教職大学院教育政策リーダーコース修了。猫と文房具が好き。学校経営、コミュニティ・スクール、若手育成等をテーマに教育誌等に執筆。
【主な著書】『学校と社会をつなぐ!』(共著、学事出版、2021年)、『校長の挑戦』(共著、教育開発研究所、2022年)
細田 眞由美(ほそだ まゆみ):さいたま市教育委員会教育長

【講師略歴】
埼玉県立高等学校英語教諭、埼玉県並びにさいたま市教育委員会事務局勤務、さいたま市立大宮北高等学校校長を経て、2017年6月より現職。文部科学省中央教育審議会初等中等教育分科会臨時委員、経済産業省産業構造審議会イノベーション小委員会委員、国立教育政策研究所評議委員会評議員、文部科学省学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議委員、スポーツ審議会委員、日本ユネスコ国内委員会委員、などを務める。
【主な著書】『コロナ禍の学校で「何が起こり、どう変わったのか」』(東信堂、2022年)編。

橋本 大輔(はしもと だいすけ):さいたま市立西原小学校長
【講師略歴】
平成10年4月に埼玉県浦和市立小学校教諭として教職をスタート。さいたま市教育委員会事務局職員、さいたま市立小学校教頭勤務を経て、2022年4月より現職。
平井 聡一郎(ひらい そういちろう):合同会社未来教育デザイン代表社員/文部科学省ICT活用教育アドバイザー
【講師略歴】
茨城県公立小中学校、総和町、茨城県、古河市教育委員会指導主事を経て現職。株式会社情報通信総合研究所特別研究員、南牧村教育CIO他,自治体、私学、教育関係企業のICTアドバイザー、茨城大学教育学部非常勤講師、経済産業省産業構造審議会臨時委員、経済産業省未来の教室評価・検討会議委員、文部科学省教育情報化専門家会議委員、文部科学省ICT活用教育アドバイザー、総務省地域情報化アドバイザー、デジタル庁デジタル推進委員。
【主な著書】『GIGAスクール構想で進化する学校、取り残される学校』(編著、教育開発研究所、2021年)など多数。
新井 肇(あらい はじめ):関西外国語大学教授/「生徒指導提要の改訂に関する協力者会議」副座長
【講師略歴】
専門は、生徒指導論、カウンセリング心理学。30年間の高校教員の経験をふまえ、いじめ防止、自殺予防等を中心に、生徒指導の理論と実践を架橋する研究に従事。2006年より兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授、2017年より現職。現在、文部科学省「いじめ防止対策協議会」座長、日本生徒指導学会副会長。
【主な著書】『「支える生徒指導」の始め方――「改訂・生徒指導提要」10の実践例」(編著、教育開発研究所、2023年)、『「教師を辞めようかな」と思ったら読む本』(単著、明治図書、2016年)、『子どもたちに“いのちと死”の授業を――学校で行う包括的自殺予防プログラム』(共著、学事出版、2020年)など多数。
村松 正仁(むらまつ まさひと):北海道帯広市立大空学園義務教育学校長
【講師略歴】
上越教育大学大学院修了、兵庫教育大学大学院修了。小学校、中学校、日本人学校教諭等を経て、帯広市教育委員会指導主事、学校指導担当企画監、学校指導担当部長、学校教育部参事として通算17年間帯広市の教育行政を牽引。その後、市内初の小中一貫義務教育学校開校のため、2021年に前身の帯広市立大空中学校長、2022年から帯広市立大空学園義務教育学校初代校長として新しい学校づくりを進めている。
【主な著書】『「支える生徒指導」の始め方――「改訂・生徒指導提要」10の実践例」(共著、教育開発研究所、2023年)
橋本 栄(はしもと さかえ):芝浦工業大学キャリアカウンセラー
【講師略歴】
埼玉県公立中学校の社会科教員として勤務を開始。大宮市立博物館、埼玉県立文書館等の社会教育施設に勤務した後、さいたま市教育委員会事務局では、教職員課主幹、課長補佐として教員採用や管理職研修等の職務に従事。その後、さいたま市立小学校長に就任。同教育委員会教職員課長、学校教育部参事として人事行政に携わる。さいたま市立中学校長を最後に退職。現在は、教員を目指す大学生に、キャリアカウンセリングや教職指導を行っている。
【主な著書】『学校管理職選考 合格論文対策集』『学校管理職合格セミナー』『教職研修』(すべて教育開発研究所)。
飯野 義明(いいの よしあき):富山県学校生活協同組合理事長/元富山県小学校長会長
【講師略歴】
富山市立小学校教諭・教頭・校長、富山市教育委員会管理主事、同市教育センター所長代理、富山県東部教育事務所次長・管理課長、同事務所長等を歴任。富山市立奥田小学校長、富山県小学校長会長を務め退職。その後、富山県学校生活協同組合専務理事を経て、2021年6月より現職。
【主な著書】管理職選考に関する主な執筆は、『学校管理職選考 合格論文対策集』『学校管理職合格セミナー』、また『教職研修』2022年10月号より「頻出面接問題の演習」を連載中(すべて教育開発研究所)。
葛西 耕介(かさい こうすけ):愛知県立大学准教授
【講師略歴】
1981年生まれ。東京大学大学院 教育学研究科博士課程 修了。博士(教育学)。兵庫教育大学助教等を経て、現在、愛知県立大学 教育福祉学部 准教授。また、兵庫教育大学大学院 教育政策リーダーコース 客員准教授も務める。全国の自治体で学校管理職対象のマネジメント・リーダーシップ研修を実施している。
【主な著書】単著に『学校運営と父母参加』(東京大学出版会、2023年)、共著に『令和の学校マネジメント』(学事出版、2023年)ほか。