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今月の講話


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こころ 整えて



 

 12月に入り、寒さが厳しい時季となりました。

 12月は師走(しわす)といいます。古くから12月は僧侶が各地で法要を行うために非常に忙しい時期とされていました。そのため「師が走る」月として「師走」という名前がつけられたという説があります。これから、年の瀬に向けて慌ただしくなっていきます。皆さん一人ひとりが、心穏やかに新年が迎えられるようにと願っています。

 さて、皆さんは「煤払い(すすはらい)」という行事を知っていますか。煤払いというと、西本願寺と東本願寺の御煤払(おすすはらい)が有名です。ニュースなどで映像が流されることもあるので、目にしたことがあるかもしれませんね。

 煤払いは、旧暦の12月13日に行い、天井や壁にたまった煤をきれいにとり除きます。今は、「煤がたまる」なんてことはあまりありません。ですが、ガスや電気 がなかった時代には、薪を使用して炊事をしていたため、家の中は煤で汚れてしまっていたのです。この時期に煤払いすることで、家の中や周りがきれいになるだけでなく、人の気持ちも清められ、新しい年を迎える準備をしていたのです。

 皆さんも、日頃の汚れを落とし、すっきりとした気持ちで新しい年を迎えられるようにしてはいかがでしょうか。

 そして、年の瀬は周りの人へ感謝の気持ちを伝えられる時期でもあります。よく使われる言葉には、「よいお年をお迎えください」や「今年もお世話になりま した」といったものがあります。これらは、感謝の気持ちを表しつつ、新年への期待が込められた言葉でもあります。そこに、その場にふさわしい言葉を添える ことで、相手との関係がよりいっそう深まっていくと考えています。また、感謝の気持ちを抱くことで、心に余裕も生まれてきます。

 慌ただしい日々を送るときだからこそ、気持ちを整えられるように過ごしていきたいものですね。

( 山川佳美 )

 


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