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今月の講話


※ 学校講話参考図書はこちらをご覧ください。

 



自分の命は自分で守る



 

9月は和名だと「長月」といいます。これは、日に日に夜が長くなってくる「夜よ 長なが月づき」が由来だそうです。夏休み前に比べると太陽が沈むのも早くなってきましたね。

さて、9月1日は「防災の日」です。今から102年前の大正12(1923)年に南関東を中心にマグニチュード7.9の「関東大震災」と言われる大地震が起こりました。

 午前11時58分に発生し、お昼ご飯の準備をしていたので火災による被害も大きかったそうです。

 毎年、学校でも避難訓練が行われています。火災や地震など、災害によって避難の仕方が違います。また、川や海の近くにある学校では、津波や浸水による避難の仕方を訓練し、山や崖の近くに立っている学校では、土砂災害での避難の仕方も訓練しています。津波や土砂災害では、いつも皆さんが火災や地震のときに校庭に避難するのとは違い、校舎の上の方の3階や4階にあがる「垂直避難」という仕方で身を守ります。

 災害はいつ起きるかわかりません。学校でくり返し行っている訓練は、学校にいるときだけのためではありません。学校にいるときは、必ず私たちが皆さんを守ります。しかし、皆さんの生活は学校だけではありません。買い物に出かけたとき、旅行に行ったときなど、家族と一緒に過ごすことも多いと思います。そのため、ぜひ「自分の身は自分で守る」という強い気持

ちをもってほしいと思います。

 今日はこの後、保護者の方への引き渡し訓練が行われます。普段通っている通学路ですが、今日はいつもと違った目線で危険な場所はないのかを確認しながら帰ってほしいと思います。そして、家に帰った後に、家族の人と家の中の備蓄食糧や、いざというときの待ち合わせ場所などを確認してください。このようなことがないことが一番ですが、もしものときに慌てずに行動するために大切ですね。

( 松沢 隆 )

 


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